出川薬局ではお客様の訴える症状を、真剣に伺い、深く理解することから はじめます。
東洋医学理論に基づき症状・体質を捉え、長年の経験の積み重ねにより出来た漢方薬は、体調を整え、免疫力を高め、病気を治します。
漢方薬でなぜ慢性病が治るのか、それは漢方医学は病名ではなく病人を治すからです。
時間をかけ丁寧にご説明し、服用していただいております。お気軽にご相談下さい。
一般の漢方薬は、インスタントコーヒーのように抽出された液を乾燥しエキス顆粒に加工したものが多くあります。
当店の「薬草煎じ」はお客様の症状に適した生薬を一つひとつ吟味し、良質の生薬が持つ本来の味と香りを生かして調合しています。
当薬局では、「薬草煎じ」以外も扱っておりますが、症状の改善に最大の効果が期待できると考えた場合には、出来るだけ「薬草煎じ」を服用して頂きますようにお勧めしております。
実際服用いただいたお客様には、煎じて飲んだら遥かに効き目が違ってきたという話をよく伺います。
しかし症状・主訴・服用状況・生活環境などにより、散剤(生薬を微粉末にしたもの)や丸剤(生薬の微粉末を蜂蜜などで練ったもの)の方が服用しやすく、効果的であると判断した場合は、それらをお勧めします。
漢方という言葉は日本独自のもので、中国から伝わり日本で発展し定着した医学を総称して漢方と呼んでいます。
現在は西洋医学に対して東洋医学と呼ばれ、漢方といえば生薬を用いた薬物療法のことを指します。
漢方は数種類の生薬を合わせ用います。処方は原典である医学書に一定の名称が記載されています。
民間薬の場合ゲンノショウコが胃腸病によいなどと民間伝承による場合が多く、大抵が一種類の薬草です。
また○○湯という名前もつきません。民間薬は単一の病名や症状を対象に薬を用いますが、漢方はいくつかの症状群(証)を対象にして薬を選定します。
原料漢方薬は何種類かの薬草を一定の基準に従い配合します。
ですのでそのうち一つが欠けると薬の働きは変わってしまいます。
生薬はニンジン、トウキ、など国産のものもありますが、ケイヒ、カンゾウなど多くの生薬は中国をはじめとする海外から輸入されています。
現代科学ではまず検査し、病名がつけられ、治療となりますが、江戸時代では検査の機械や器具、まして試薬もない時代なので、病名を決めるよりも病人の訴えの自覚症状や他覚症状を総合的に捉えて、漢方薬を選定し治療していました。
一例としてご紹介しますと、神経症の方で、胃弱の傾向があり咽喉部から胸元にかけて痞塞感を訴えるときは、半夏厚朴湯という漢方を服用してもらい、喜ばれる場合があります。
このように病気らしくない病気に漢方が力を発揮する場合も少なくありません。
漢方は病人の訴える自覚症状、そして生活環境、他覚症状が薬を選定する場合に重要となります。
個々の症状を尿を例に例えると、色の有無、量、回数など詳しく関連付けて判断することにより、的確な薬を選定できるわけであります。
漢方薬の選別にはのむ方の顔色や話し方、声の強弱なども参考にします。
ですからなるべく漢方相談には本人においでいただきます。
漢方相談のご予約について漢方相談はご予約なしでも相談の受付可能ですが私どもの薬局では、ご満足いただけるご相談を心がけておりますので、ご来店の際には必ずご予約いただけますようお願い致します。
ご予約をいただけない場合は、待ち時間が出る場合もあります。
ご予約については電話(0568)51-1158まで。
漢方薬の服用にあたって、飲み方、煎じ方、生薬の使い方などを初めての方にもわかりやすくご説明いたします。
また、お客様の症状が緩和・改善されるまで、漢方薬による治療はもちろんのこと生活習慣・食習慣のアドバイスを行わせていただきます。
服用されるに従い、体調・症状が変わってくる場合があります。季節・気候の変化にも左右されることもあります。飲み始めてからの様子をお教えください。
お薬の効果を確認し、適切な治療を行うために必要なこととなります。症状の変化・疑問点などがございましたらお気軽にご連絡ください。